巾木(はばき)がよければ床も壁も輝きます

巾木(はばき)がよければ床も壁も輝きます

「これがない家はない」と言っても過言ではない巾木。

説明はいらないでしょうが、念のため文章にするなら、
巾木は壁と床の取り合い部をうまくおさめる部材です。

壁を汚れや傷から守るのはもちろんですが、湿度や温度によって
伸び縮みする木のフローリングの、
クリアランス部分を隠す役割もあります。

特段思い入れがない人にとっては、「付いていればいいんじゃない?」
とか「巾木になんて気を配ったこともない」という部材かもしれません。

しかしわが家は、
夫も妻も巾木が大好きなのです。

「巾木がよければすべてよし」
は言い過ぎかもしれませんが、
部屋の全体の雰囲気がグッとよくなることを実感しています。

わが家のリノベーションでは、「巾木」について
妥協したくない、きちんとしたものを入れたい!と思っていました。

 

先日、工事中のわがマンションの部屋に行って、製作途中の
巾木を撮影してきました。

手前の2色(パープルグレーと黄色みが強めのオフホワイト)は
壁の色に合わせて色をつくり、ペイントしています。
奥の2色(茶系)はフローリングに合わせて色をつくってもらいました。

下の写真だと
手間に置いたフローリングと巾木の色がぴったり合っていることが
よくわかるのではないでしょうか。
職人さんの素晴らしい感性に感服します。

(左の手前)スカンジナビアンのフローリング:ウォールナット
(右の手前)スカンジナビアンのフローリング:チェリー

巾木をかえるだけでも、室内の景色の広がりが変わります。

床から壁、天井までをすぅーっと見上げた時の、流れるような、
何にも邪魔されない風景の中で毎日生活できるのです。

 

自分の家だけのための特別な巾木をつくってみると
床、巾木、壁、天井まで、わが家への愛情がさらに深まります。