巾木(はばき)がよければ床も壁も輝きます
- 2021.12.22
- フローリング・床材
「これがない家はない」と言っても過言ではない巾木。
説明はいらないでしょうが、念のため文章にするなら、
巾木は壁と床の取り合い部をうまくおさめる部材です。
壁を汚れや傷から守るのはもちろんですが、湿度や温度によって
伸び縮みする木のフローリングの、
クリアランス部分を隠す役割もあります。
特段思い入れがない人にとっては、「付いていればいいんじゃない?」
とか「巾木になんて気を配ったこともない」という部材かもしれません。
しかしわが家は、
夫も妻も巾木が大好きなのです。
「巾木がよければすべてよし」は言い過ぎかもしれませんが、
部屋の全体の雰囲気がグッとよくなることを実感しています。
わが家のリノベーションでは、「巾木」について
妥協したくない、きちんとしたものを入れたい!と思っていました。
先日、工事中のわがマンションの部屋に行って、製作途中の
巾木を撮影してきました。
手前の2色(パープルグレーと黄色みが強めのオフホワイト)は
壁の色に合わせて色をつくり、ペイントしています。
奥の2色(茶系)はフローリングに合わせて色をつくってもらいました。
下の写真だと
手間に置いたフローリングと巾木の色がぴったり合っていることが
よくわかるのではないでしょうか。
職人さんの素晴らしい感性に感服します。
(左の手前)スカンジナビアンのフローリング:ウォールナット
(右の手前)スカンジナビアンのフローリング:チェリー
巾木をかえるだけでも、室内の景色の広がりが変わります。
床から壁、天井までをすぅーっと見上げた時の、流れるような、
何にも邪魔されない風景の中で毎日生活できるのです。
自分の家だけのための特別な巾木をつくってみると
床、巾木、壁、天井まで、わが家への愛情がさらに深まります。
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