ハッピーなコンセントの位置とは
- 2021.12.25
- その他
タワマンのリノベーションが着々と進んでいます。
解体から約2カ月が経ち、最近は、細かいけれどとても大切な
アイテムたちの決定とその施工方法の確定作業が続いています。
今回は、
あまり普段は気にしないけれど、実は家じゅうに
散在している、コンセントについて書きたいと思います。
「コンセントの位置」について、
生まれてからずっと当たり前のように同じ位置にあるので
あまり深く考えたことはありませんでした。
とはいえ以前から、
「なぜこんなに低いところにあるのかな?」
という違和感はありました。
特に筋肉痛の時など、コンセントの抜き差しをする瞬間に
脚にビリビリッと痛みが走ったり、グッと腹圧がかかったりして、
「おっ!」と驚く思うことがあったことを思い出します。
コードを遠くへのばすという使用目的があるのであれば、
なるべく低い位置にコンセントの穴がある方が床を這わせやすいのかもしれません。
でも、これから少しずつ年齢を重ねていけば、足もとがより
不安定になることはわかっています。
ということで
わが家は設計士さんに、以下の希望を伝えました。
さらに、新たに設置する位置については
夫の腕も足も、妻と比べてとても慎ましい長さであることは残念
なのですが、幸いにも身長はほぼ同じです。
現在の仮住まいのお部屋で、
どこまでコンセントの位置を上げれば腹圧がかからず
膝を折りすぎないで済むか、夫婦で何度もシミュレーションをしました。
さらに、大手住設機器メーカーさんが専門家を招いて開いている
セミナーに参加したり、介護士の資格のある建築士さんに直接意見を
伺ったりして、検討しました。
最終的に決定したのは、
床からコンセントプレートのセンターまでが40cm
という高さです。
足の長さも腕の長さも人それぞれ。
コンセントの位置も本来ならばそれぞれの家庭で違っていいと思います。
わが家の場合、シニアな夫とプレシニアな妻のための楽しい空間づくりが
「肝」ですので、バリアフリーであることは当然です。
さらに、生活の質を上げるための小さなアイテムたちにも
時間と労力を惜しまずに、一つひとつ組み上げていきます。
すべては気持ちのいい毎日を実現するためですので、楽しい時間です。
次回は「位置」ではなく、コンセント自体のデザインなどについて書きたいと思います。
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