フローリングの染み(汚れ)の実験結果
- 2021.09.19
- フローリング・床材

前回、フローリングの染み込み汚れについて
いろいろと悩ましい問題があることを書きました。
今日は、
ショールームでいただいたサンプルを使って、
フローリングによって、どれくらい「染み込み」汚れが
起こるのか(起こらないのか)、
実験してみた結果をご紹介します。
実験内容は、
1. 複合フローリングの挽き板の上に
液体(シミになりそうなもの)を小さじ1ほど静かにのせます。
2. そのまま3時間放置します。
3. ティッシュペーパーで優しく拭き取ります。
【A社 実験】
下の写真のサンプルには、このような液体をのせています。
コーヒー | ケチャップ |
しょうゆ | ゴマ油 |
ウスターソース | マスタード |
カメリアオイル |
3時間放置したあと、拭き取ってみると……
UV塗装のほうは、マスタードの黄色が薄く残りました。
オイル仕上げのほうは、全体的にうっすら残りましたが、
特にしょうゆ、ごま油、マスタードはしっかり残っています。
【B社 実験】
下の写真のサンプルには、このような液体をのせています。
コーヒー |
マスタード |
しょうゆ |
ゴマ油 |
3時間放置したあと、拭き取ってみると……
コーヒーとマスタードはどの床材でも目立ちます。
フローリングとしてはとても質感がよくて気に入っていた
左端の「オイル(白色)塗装」は、白いぶん染みが際立ってしまい
残念ながらこの時点で候補から外しました。
ゴマ油はなぜかウォルナットだけ染み広がっています。
【C社 実験】
下の写真のサンプルには、このような液体をのせています。
しょうゆ |
マスタード |
ゴマ油 |
コーヒー |
(液体をのせた写真を撮影するのを忘れてしまいました。
結果の写真のみです)
シミは99%目視できず、
美しさと強さを兼ね備えた、気品漂うフローリング
です。
わが家は
このフローリングを採用することに決めました。
それでもまだ不安があったので、後日同じ実験を試みました。
やはりシミは目視できませんでした!
床材は、一度住んでしまうと張り替えるのは容易ではありません。
終の棲家であればなおのこと、
どの床と一生付き合っていくか、
自分にとって最高の床材を探してみるのも
贅沢な時間ではないでしょうか。
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