フローリングの染み(汚れ)の実験結果

フローリングの染み(汚れ)の実験結果

前回、フローリングの染み込み汚れについて
いろいろと悩ましい問題があることを書きました。

今日は、
ショールームでいただいたサンプルを使って、
フローリングによって、どれくらい「染み込み」汚れが
起こるのか(起こらないのか)、
実験してみた結果をご紹介します。

 

実験内容は、
1. 複合フローリングの挽き板の上に
液体(シミになりそうなもの)を小さじ1ほど静かにのせます。

2. そのまま3時間放置します。

3. ティッシュペーパーで優しく拭き取ります。

 

【A社 実験】
下の写真のサンプルには、このような液体をのせています。

コーヒー ケチャップ
しょうゆ ゴマ油
ウスターソース マスタード
カメリアオイル

 

3時間放置したあと、拭き取ってみると……

UV塗装のほうは、マスタードの黄色が薄く残りました。
オイル仕上げのほうは、全体的にうっすら残りましたが、
特にしょうゆ、ごま油、マスタードはしっかり残っています。

 

 

【B社 実験】
下の写真のサンプルには、このような液体をのせています。

コーヒー
マスタード
しょうゆ
ゴマ油

3時間放置したあと、拭き取ってみると……

コーヒーマスタードはどの床材でも目立ちます。
フローリングとしてはとても質感がよくて気に入っていた
左端の「オイル(白色)塗装」は、白いぶん染みが際立ってしまい
残念ながらこの時点で候補から外しました。
ゴマ油はなぜかウォルナットだけ染み広がっています。

 

【C社 実験】
下の写真のサンプルには、このような液体をのせています。

しょうゆ
マスタード
ゴマ油
コーヒー

(液体をのせた写真を撮影するのを忘れてしまいました。
結果の写真のみです)

シミは99%目視できず、
美しさと強さを兼ね備えた、気品漂うフローリング
です。

わが家は
このフローリングを採用することに決めました。

それでもまだ不安があったので、後日同じ実験を試みました。
やはりシミは目視できませんでした!

床材は、一度住んでしまうと張り替えるのは容易ではありません。

終の棲家であればなおのこと、
どの床と一生付き合っていくか、
自分にとって最高の床材を探してみるのも
贅沢な時間ではないでしょうか。