マンションリフォームの騒音問題回避術

わが家のリノベーションも後半戦。

いまのところ、ご近所様から騒音に関するクレームはなしです。
このまま順調に、当初の工程表通りに進んでいくことを願うばかりです。

今回は、マンションのリノベーション（リフォーム）で
いちばん避けたい「音」と「振動」のトラブルについて書きたいと思います。

工事のさまざまな工程のうち、
最もうるさい場面といえばやはり「解体工事」でしょう。

タワーマンションともなれば、とんでもなく大きな梁や
無数にある鉄筋など、かたくて重量がある部材のオンパレードです。

わが家の場合、解体工事をスタートする前の段階で
「解体時にご近所様からクレームが入ったときには一時中断ということになります」
と、リフォーム会社さんからお聞きしていました。

リフォーム会社さんに確認したところ、
まず訴えている方のお宅にリフォーム会社さんが伺い、
お詫びと工事の説明などをして（なんとかなだめて）、
今後のご相談、という流れになるのが一般的のようです。

工事の再開については、いつなら多少音が出てもいいのか打診をし、
「この日のこの時間帯なら多少うるさくしてもいいですよ」
というような日時を伺うことになるのだそうです。

その日時のみの作業とするのか、もう少しだけ譲歩いただいて
工事時間を延長するかなど、言葉は悪いのですが
だましだまし進めるしかないのだそうです。

わが家では、夫も妻も、
コロナ禍での解体工事にはかなり神経質になっていました。
テレワークの方も多くいらっしゃる中での爆音（？）の解体工事。
いつリフォーム会社さんから工事ストップの電話がくるか、ヒヤヒヤでした。

でも
そんな緊張も取り越し苦労で済んだのには、大きな要因があります。

クレームゼロだった要因は、

からだと思っています。

わが家の解体は、当初は「3人で１週間」の作業予定でした。
でも、もし自分だったら……と考えたとき、

３日くらいならがまんできるけれど、４日、５日となると
文句のひとつも言いたくなるかも？
というのが正直な気持ちでした。

そして始まった解体工事。
幸運にも、他の現場との兼ね合いで、たまたま解体作業の人員に
余裕ができたということで、リフォーム会社さんの素晴らしい配慮もあって
一日に８人も配置していただけることになったのです。

結果、このような短縮工程となりました。

【当初】３人で１週間の解体作業
　　　↓
【実際】８人で３日間で解体完了！

このブログを読んでくださっている方のなかには
これからリノベーション工事が始まる、
という方もいらっしゃるかもしれません。

最初の解体でつまずくと、工程もずれますし、その後の
ご近所様とのお付き合いにも影響しかねません。

リフォーム会社さんに、
「できるだけ作業の方を多く投入して短期間で終わらせたい」
と提案をすることをおすすめします。

大手のリフォーム会社さんがそのようなリクエストに
耳を傾けてくださるかはわかりませんが、
特に地場系の工務店さんやリフォーム会社さんであれば、
勝手知ったる頼もしい職人さんたちが、
同じエリア内でぐるぐるとまわって作業していることも多いはずです。

他の現場の状況にもよるとは思いますが、
わが家のように「大量に人員を投入して一気に終わらせる」という裏業（？）で、
クレームをつける間もないほどのスタートダッシュを切れるかもしれません。

何はともあれ、機転の利くリフォーム会社の担当者さんに
出会えるかどうかが、リフォームの成功のカギかな？
と、工事が進めば進むほど実感する今日この頃です。