解体工事、完了しました

解体工事、完了しました

マンションのお部屋の解体工事が完了しました。

いまリノベーション工事を行っているマンションは
「在来スラブ」です。
写真は梁です。ものすごい太さです。

スラブは、骨組みを鉄筋で造り、
コンクリートでそのまわりを固めたものです。
上の写真でいえば、梁の奥の配管の上の
平面の部分です。

在来スラブにかわって、最近のタワーマンションで
使われるスラブの多くは「ボイドスラブ」です。

在来スラブとの大きな違いは
コンクリートですべて固めるのではなく、
内部に空洞があるということです。

ボイドスラブは空洞があるぶん軽量です。
在来スラブのように大きな梁も必要ありません。
これらは大きなメリットですが、逆に空洞があること
によって、そこで音が増幅しやすいという
デメリットもあるようです。

ボイドスラブにもいろいろあるようなので
一概には言えませんが、
実際に数年間住んでいたボイドスラブのタワマンでは、
どこから発生したかわからない不快な音というか
振動のようなものを日常的に感じることがあったので、
実感としてやはり遮音性には問題がありそうです。

在来スラブの証拠といってもいい
わが家の剛健な梁を見ると
「なんて頼もしい!」と思ってしまいます。
音や振動に悩まされることのない生活こそ、
夫と妻の理想の終の住処です。

 

スプリンクラーや、全熱交換型の
空気の入れ替えパイプなどなど、全面に張り巡らされた管たち。

建築士さんや大工さんたちのすごさが、解体をしてみると改めて分かります。

こんなすごいことができる技術者の方々、
尊敬してもしきれません。ただただ感謝と感動です。

そして、
わが家がほとんどゼロから造り上げられる、その
スタートの瞬間に立ち会えたことで、
以前にもまして愛情が溢れ出してきます。

解体業者の皆さん、ありがとうございました。

 

大事に大事に生活していかなければ、と心底思っています。