大手リフォーム会社にしなくてよかった

大手リフォーム会社にしなくてよかった

以前ブログで書きましたが、
「リフォーム会社決定!」
わが家のリノベーションをお願いしたのは
工務店系リフォーム会社です。

「工務店系」という言い方が正しいかはわかりませんが
地元に密着していて、自社で大工さんも抱えていて、
歴史があり、タワマンのリフォーム経験も豊富です。

いま、実際に工事が始まってみると、
心底リフォーム会社さんに感謝しています。

提案力、機動力、配慮する能力、
すべてにおいて満足度は上がる一方です。

担当者さんの人柄もありますが、
会社としても「誠実な仕事をしよう」という
前向きな気持ちが細部にまであらわれています。

心底「大手」にしないでよかったー!と思います。

もし大手と契約していたら、

今回のリノベの金額はおそらく3割増し、
少なくとも2割増しになり、仕上がりに対する満足感は
かなり小さくなったのではないか、と考えています。

なぜかというと、
下記のように、当初リフォーム会社を選定するにあたって
相談に行った会社は7社ありました。

・大手リフォーム会社(4社)
・設計事務所(1社)
・小規模なリフォーム会社(1社)
・工務店系リフォーム会社(1社)

そのうち、大手の1社はとても熱意をもって
一緒にプランニングしていきたい、という姿勢が見えて好感触でしたが、
それ以外の大手3社は

「これはちょっと難しいですね」
「解体して実際に見ないと何とも言えません」
「これも、これも、オプションになります」
「こちらのメーカーはあまりおすすめしません」

などなど、短期間の工事で済みそうなプランニングをしよう
という意思が見え見えでした。

それだけでも残念な気分になるのですが、
話を詰めていくほどに

・時間がかかりそうなこと
・手続きが面倒なこと
・特殊な商材を使うこと
・割引率が低いメーカー
・使い勝手がよくないメーカー

など、
様々な説明の仕方で、どうにか排除したいという
気持ちが透けて見えるのです。

施主のわがまま(というか当たり前の希望)をとにかく
最小限にして契約までもっていき

「速く」
「簡単に」
「効率よく」

工事を終わらせたい、という思いがにじみ出てくるのです。

大きな会社を存続させるためには当然のことといえば
それまでですが、施主にとってリフォームは
人生がかかった大きなイベントです。

 

当初わが家は、大手に対しておおいに期待していました。
なぜなら

・やっぱり大手という安心感・信頼感があり
・もし何かあったときに補償もしっかりしていて
・会社が破綻する可能性がきわめて低く
・優秀な人が働いているのだろうから提案力もあり
・多くの希望を叶えてくれるはず

でも、これまで何人もお会いして正直に思うことは
まだ「毒されていない」若い方で
本当にリフォームをやりたいのなら、
もっと違う転職先はいっぱいあるのになぁ、
もったいないなぁ、ということです。

 

もし自分に息子や娘がいて、
「リフォーム業界でやっていきたい」と言われたら、
高収入で安定していて、効率よくたくさんの案件を
こなしていく道を選ぶのか、
高収入ではないけれど、手間を惜しまずに
施主さんと一緒に丁寧に仕事をしていく道を選ぶか、
よくよく話しをしないといけないだろうな、
としみじみ思うのです。

そんなことを考えてしまうくらい、
大手と、わが家が選んだ密着型リフォーム会社さんとの
違いは明白です。

 

これからリフォーム会社を選ばれる方は
真剣に、焦らず、あきらめず、
後悔なきように頑張っていただきたいです。

素晴しい方と素晴らしい「わが家」を造るプロセスは
何にも代え難い喜びですので。