祈祷祭(地鎮祭)とは
- 2021.11.15
- その他

戸建てに比べて、マンションのリフォームで
地鎮祭をする方は、そこまで多くはないようです。
地鎮祭は土地の守護神を祀って工事の安全を祈願します。
仏式もあるようですが、わたしは神式しか知りません。
わが家は最高に心地よい「終の住処」にしようと
考えているので、地鎮祭は絶対にしようと決めていました。
事前に氏神神社に電話をし、アポイントメントを
とってから神社を訪問し、打ち合わせをしました。
打ち合わせとは名ばかりで
素人の夫と妻は何も知識がないので
どのようなプロセスを踏めばいいのか
何を準備すればいのか、一般的な料金はどのくらいなのかなど、
禰宜(ねぎ)さんにレクチャーをしていただいた、という感じです。
レクチャーを受けて、準備したことは以下の通りです。
・リフォーム会社さんのスケジュールをおさえる
・奉献酒を手配※
・禰宜さんに御初穂料 3万円
・リフォーム会社の担当者2名に御礼 各1万円
・夫と妻の、しまっていたスーツと革靴の状態をチェック
※奉献酒(ほうけんしゅ):
地鎮祭の5日くらい前に神社の近所にある酒屋さんに行き
「地鎮祭をするのでお酒を配達してほしいのですが……」
とお伝えしました。
酒屋さんも手慣れたものです。イラストのように、
一升瓶を2本縛り、熨斗をつけて下段に苗字を書いてくれます。
地鎮祭の前日までには神社に届くように手配していただきました。
禰宜(ねぎ)さんによれば、地鎮祭ではなく「祈祷祭」
と呼ぶのだそうです。
なぜ呼び名が違うのかは聞きそびれました……。
わが家の「祈祷祭」は、本来は
マンションのお部屋で行いたかったのですが、
コロナ禍ということで
ご近所にお迷惑をおかけしてはいけないので
氏神神社で執り行うことにしました。
祈祷祭当日。
朝9時に氏神神社に集合し、祝詞を奏上していただきました。
その後一人ひとり、玉串(下のイラスト)を祭壇に捧げます。
次に、拝礼をする参列者の頭上に
禰宜さんが(白い紙がついた)棒を振っていきます。
この棒は、「大麻/大幣」(おおぬさ)または
「幣(ぬき)」などといわれたりします。
幣(ぬき)を頭の上で振っていただくと、
自分の中の悪い気が幣に移るのだそうです。
確かに、祈祷祭のあと全員が
「すごく清々しい気持ちになりましたね〜」
と同じ感想を持ったのは不思議な体験でした。
夫と妻は、
以前にも増してリノベーションするお部屋への愛着を
深めるとともに、お部屋やマンション全体だけでなく
この「町」にきちんと根を下ろして大事に生きなければ、
と(大げさに聞こえますが)本当にそのような
身の引き締まる思いとワクワクを同時に感じました。
心も体も軽くなって、本当にやってよかった!と一堂大満足でした。
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