浴室の仕様(湯船、壁、床、水栓)、決定!

浴室の仕様(湯船、壁、床、水栓)、決定!

お風呂をどうするか……。

終の住処としてリノベーションするにあたって
「お風呂」は最重要課題でした。

浴槽選びの大変さは以前ブログで書きました。
(「湯船選びは難航必至?」「ユニットバスの選定(1)
ユニットバスの選定(2)」)

その後もずっと「あちらが立てばこちらが立たず」
という感じで悩み続けてきましたが
ようやく、決定しました!

 

わが家にお迎えするお風呂は
タカラスンタードの「伸びの美浴室」ワイド浴槽(鋳物ホーロー浴槽)です。


Takara standart『システムバスカタログ』 2021.9 ver.より抜粋)

 

浴槽選びの条件として重要視したのは

1. 浴槽の素材(ホーロー)
2. 浴槽のサイズ感
3. 浴室全体のデザイン

の順でしたが、
最終決定まで残ったものはホーロー浴槽のタカラと
ホーローではない人造大理石の
LIXIL「スパージュ」リクライニングワイド浴槽でした。

なぜ「スパージュ」が最後まで残ったかと言えば、
壁にタイルを使用できるからです。
現状も浴室の壁はタイルなので、
タカラスタンダードのパネル壁にはどうしても抵抗があり、
壁をとるか、浴槽をとるかで悩みました。

 

夫も妻も、
ホーローの、あのもったりとしたフォルムと
なんとも言えない艶感がたまらなく好きです。
お湯を入れればその熱が浴槽全体が広がるので
首も背中もすぐにあたたまります。

巨大ホーロー鍋の中に入った自分が「お出汁」になった気分です。

FRPの浴槽と、ホーロー浴槽との体のあたたまり方はずいぶん違うのです。
 

Takara standart『システムバスカタログ』 2021.9 ver.より抜粋)

 

ということで、壁がパネルになろうとも、
やはり最後の最後はホーローの魅力が勝ちました。

もう一つ決定的に良い点は、
背中部分がほぼフラットな浴槽のデザインです。
これは、若い人には分からないかもしれません。

情けないことに、夫も妻も、
コロナ禍でひどい五十肩になってしまいました。

肩が痛いと自然と猫背ぎみになり、
胸が縮んで呼吸が浅くなってしまいます。

ですから、体があたたまる入浴時には、
思いきり胸を開いて、肩をグッと後ろに開いて深呼吸したい…。

浴槽の背中部分がラウンド型ですと(多くの浴槽が
ラウンド型です)、必然的に肩が前に出る体勢になり、
胸を開きづらくなります。

タカラのワイド浴槽に実際に入ってみて、
心おきなく肩をグイッと開けたときの喜びは
言葉では言い表せない感動でした。
ささやかすぎる夢が叶った瞬間、とでも言いましょうか…。
(五十肩に悩まされている方であれば共感していただけると思います)

シャワーは通常のシャワー+オーバーヘッドシャワーも
設置することにしました。
肩が上がらなくても気軽に浴びることができるのはとても安心です。

 

懸念していた浴室の壁パネルですが、
利点としては強力なマグネット効果でしょうか。
シャンプーやボディータオルなど
すべてマグネット収納を使って貼り付けることができます。

掃除の際は、収納ごとパカッと外して
脱衣室に移動すれば、凹凸のないシンプルなパネル壁と
浴槽のみになります。

清掃性がとても高く、ストレス軽減が期待できます。

わが家はタカラがおすすめしている
クオーツストーンのカウンターは付けないことにしたので、
本当にシンプルな箱型の浴室なのです。

 

「ホーローって何?」という方のために
製造工程をご紹介します。

 

(いずれもTakara standart『システムバスカタログ』 2021.9 ver.より抜粋)