オープンキッチンが好きですか?
- 2022.01.11
- キッチン

近年のキッチンのトレンドは、完全にオープンキッチン
といってもいいのではないでしょうか。
オープンキッチンと一口にいっても色々なスタイルがあります。
いずれにしても、
リビング&ダイニングとキッチンが一体化した開放的な空間が
オープンキッチンの醍醐味といえるでしょう。
リフォーム関係のショールームは、
大小にかかわらずそのほとんどが、オープンキッチンを中心としたセットを組んでいます。
「お子様の様子を見られます」「ご家族との会話を楽しめます」
「ご夫婦やお子様と一緒にキッチンに立てます」etc.
仕切りの「壁」がないことから、部屋がいくらか広く使えるので
日本の住環境にはフィットしやすいのかもしれません。
しかし、わが家はトレンドとは思いきり逆行します。
仕切りの壁をしっかり立てて、キッチンの天井高2400mmの引き込み戸を設置します。
いわゆる独立型キッチン(=クローズドキッチン)です。
引き込み戸を開けておけば、セミクローズドのような雰囲気ですし、
閉めれば(リビングから見ると)一枚の壁、のように見える仕掛けです。
もともとリノベーション前のわが家のリビングは、完全なるオープンキッチンでした。
天板が御影石で、見た目は美しくてよかったのですが、表面が硬くて
グラスやお皿を置くのにも気を使います。
そして、魚やお肉を焼くと、寝る直前までずっとリビングが臭ってしまうのも悩みでした。
わが家の御影石だけかもしれませんが、10年も経つと、
表面に数ミリの穴がポコポコとあいてきてしまい、お手入れも大変でした。
そんな経験から、このたび待望の
オープンキッチン ▶️ 独立型キッチン(=クローズドキッチン)
にグレードアップ!することにしたのです。
クローズドキッチンなんて、すっかり古びた昭和スタイルじゃない?
というイメージをもたれている方も多いのではないでしょうか。
リノベーションを考え始めたとき、わが家もそのように思っていました。
完全に時流にのってしまっていて、夫婦ふたりに必要な家とはどのようなものか、
考える術をもっていなかった気がします。
時間をかけて話し合ったり、知識を増やしていくなかで、
ようやく「ふたりにベストな部屋」のイメージが固まっていきました。
キッチンは、住む人のライフスタイルを決定づける設備の一つといえると思います。
一つの独立したお部屋であるキッチンは、妻にとってはお城のようなものです。
スマホで映画を見たり、レシピ動画を見たり、ブログを書いたり、
考えごとをしたり、一人でキッチンに「こもる」時間がもてるのです。
夫は料理をしないので(といっても食洗機が入るまでは
食器を洗い→拭き→しまう、までの一連の作業が夫の仕事でした。
食洗機が入ってからは食器を入れる→しまう、が夫の仕事です)、
料理する時間は完全に妻一人が集中できる秘密の空間になります。
以前ブログ(「キッチンの音。うるさくないですか?」)で書きましたが、
夫はとにかく音響へのこだわりが強いので、キッチンから出る
不規則な音や振動にとにかく敏感です。
食事のたびに音問題や臭い問題にストレスをためるなんて想像しただけでも辛いです。
わが家の場合は、
夫婦ふたりが一日ハッピーに過ごすための必須条件=クローズドキッチン
という間取りなのです。
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