大正創業のメーカーさんのコンセントプレートです

大正創業のメーカーさんのコンセントプレートです

前回のブログではコンセントの設置位置についていろいろと書きました。

今日は、わが家に迎え入れるコンセントとスイッチを紹介します。
神保電器の「NK SERIES」です。


(上の写真:sanwacompany online storeを元に作成)
(下の写真:神保電器ホームページより)

写真でもわかるように、部屋の壁にとけ込むようなさらりとした
デザインで、悪目立ちせずに落ち着いた雰囲気を作り出してくれます。

神保電器さんによれば、

NK SERIESは、
機能美を追求する建築に調和しつつ、
操作性などに目を向けたときには静かな存在感が感じられる、
というスマートなあり方を持ちたいと考えます。
(「NK SEREIS コンセプトブック」より引用)

とのこと。
「言葉に偽りなし」という印象です。

神保電器は1918年(大正7年)創業の配線器具メーカーです。
歴史のあるメーカーさんとは思えない(と言ったら失礼ですが)
現代的なフォルムですね。

当初、わが家は真鍮のプレートを中心に、
クラシカルでデコラティブなものを探していました。
アンティークショップを巡ったり、ウェブサイトで探したり、
とても長い期間をプレート探しに費やしました。

でも、最終的にはあまり存在感を出しすぎないものに落ち着きました。

 

なぜかというと、
真鍮のプレートだと、デザインの選択肢が少なく、
わが家の場合設置数が多いので、どうしても目立ちすぎてしまうこと、
そして価格の割に、意外にもDIY感が強く出てしまいそうでした。

ですので、全体をNK seriesでスッとまとめて馴染ませた上で
譲れない所だけを一点集中で主張することにしたのです。

 

一点集中というは、「玄関」です。

わが家の玄関の床面には平田タイルさんの六角形のタイルをランダムに貼ります。
その玄関の壁に、どうしても六角形の真鍮のコンセントプレートを設置したいのです。
玄関は家の「顔」。吉兆を感じさせるウキウキする空間でないといけません。

 

先日、その「一点集中」の品が出来上がってきました!
ずいぶん前に特注していた鋳物の真鍮プレートです(写真)。

砂型から取り出したままの鋳物の表面をそのまま残すことで
表面に素敵なざらつきあり、経年変化でどんどん色が濃くなっていきます。
思った通りのお品で、大満足。ご長寿な家になりそうです。