竣工図はリフォームの必須アイテム
- 2021.07.14
- その他
「竣工図(しゅんこうず)」ということばをご存じでしょうか。
「竣工図(しゅんこうず)」、
それは、これからリフォームやリノベーションを
計画する人に必須のアイテムです。
わたしはリノベーションを考えるようになるまで
正直まったく知りませんでした。
初めて大手不動産系のリフォーム会社さんに
相談に行ったときのことです。
「○○様のマンションのシュンコウズを確認して
からでないと、詳細な設計はできませんので……」
「え? シュンコーズ……、というのは何でしょうか?」
“空耳アワー”状態でした。
「竣工図(しゅんこうず)」とは、
建物を建て終わったあと、居住者が問題なく
住めるかどうかの最終チェックに
合格したあとの図面です。
ですから、竣工図はある意味、
設計図よりずっと大事な図面なのです。
設計図を頼りに建設していくのは当然ですが、
実際の作業を進めるなかで
変更すべき点などが出てくることが多いそうです。
そのような建設途中で変更した箇所、
例えば配管の位置の移動や、機器の変更などが
すべて反映されたもの、
それが「竣工図」です。
では竣工図はどこに行けば、閲覧できるのでしょうか。
わが家の場合は、
マンションの管理事務所(防災センターなど、
マンションによって名称は様々です)に連絡をして、
用意をしてもらいました。
リフォーム会社さんに竣工図を求められてから、
管理事務所に以下の点を電話で伝えました。
・リフォームを計画していると説明
・部屋番号と氏名
・リフォーム会社さんの名称と担当者の氏名
・後日リフォーム会社さんから連絡がいくので対応してほしい
以上で、
竣工図の引き渡しはスムーズにいきました。
以前一度だけですが、リフォーム会社さんと一緒に
立ち会って竣工図を眺めてみたことがあります。
あくまで、わが家の場合ですが
マンションの共用部(会議室)を一室
用意してくれていました。
会議室のテーブルに、分厚い冊子が10冊くらい
整然と並べてあり、それらすべてが竣工図でした。
「えっ! こんなに多いの?」
という感じでした。
どの冊子の、どのページが
わが家のリノベーションに必要なのか、
素人にはまったく見当もつきません。
リフォーム会社さんは、
それぞれ必要なページをカメラでどんどん撮影します。
「詳細な寸法」「パイプの配置」「勾配」
「スプリンクラーの位置」などなど、
ページをめくるごとに細かく分かれた図が延々と続きます。
情けないことに
わたしはすぐに目がチカチカしてきて、
早々に見るのを諦めましたが
プロは20分くらいで撮影を終えて帰っていきました……。
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