「目」に優しいリノベーションを

「目」に優しいリノベーションを

リノベーションをするにあたって、考えることはたくさんあります。

まっさきに思いつくのは、間取りでしょうか。
それから床材、壁の仕上げ方法、
キッチンは? お風呂は? などなど。

わが家の検討すべき事項、それは「光」の問題です。
夫と妻の、「眩しさ」の感覚がかなり違うのです。

夫は、晴れた日の朝、カーテンをあけられない。
妻は、朝日を浴びてコーヒーを飲みたい(生活したい)。

高齢になると目の水晶体が濁ってきて、眩しさを
感じやすくなります。

タワーマンションの高層階の朝日は、ちょっとした
小高い山頂で見るご来光、くらいのパワーがあります。
結果、白内障の初期の初期の状態である夫にとって、
朝の光は「見たいけれど辛い」ものなのです。

間取りや内装にはとても時間を割くのに
住む人それぞれが、
どんな「光」を必要としているか、
どんな「光」だと心地よくいられるのか、
そうした感覚のすり合わせを忘れてはいないでしょうか。

年齢差があるパートナーの場合は特に
「照度」と「輝度」を意識して、お互いの「目」が喜ぶ
光のリノベーション計画をしたいものです。
(照度と輝度についてはまた別の機会に書きたいと思います)