新居の引渡し前にチェックしておかないと後悔すること(4)浴室
前回に引き続き、
リフォームやリノベーション工事が
終わり、引き渡し日の前に
行われる最終確認日
(確認会)でチェックすべき
ポイントの4つ目です。
今回は浴室のチェックポイントです。
まずいちばんに見てほしいのは
コーキングです。
湯船と壁などの間に
埋め込むことで水の侵入を
防ぐのがコーキングです。
これがしっかり埋め込まれていないと、
カビが生えたり
錆びてしまったり
さまざまなトラブルの
原因になりますので
慎重にチェックします。
ちなみに、最近はコーキング材に
防カビ剤が入っているものが
多いので、そこまで神経質に
なることはない、
とリフォーム会社さんは
言いますが、やはりここは
入念に確認することを
おすすめします。
わが家の場合は、
即座にコーキングの追加修正を
してもらいました。
コーキングはきちんとしてあったの
ですが、角の部分が少し雑な仕上げに
なっていたことと、
コーキング材の量が多くない
感じがしたので、追加で盛って
いただくことにしたのです。
30分くらいで修正は完了しました。
施主としてどのように修正の
必要性を主張したかというと、
施工会社さんに浴室に入ってもらい
コーキング部分に水をかけてみせて
見える(コーキングの)所に
水が溜まっていますよね?
少しコーキングが足りないように
感じるのですが、
これは平常の範囲ですか?
よく見てください。ちょっと仕上げが
雑な感じがするんですが
これは平常の範囲ですか?
というふうに、平常の範囲なのか
修正は必要なのか、
施工会社さんがYesかNoか答えなければ
ならないように質問しました。
施主が不信感をもっていると
わかっているのに、胸を張って
「これは平常ですよ」とは
なかなか言えないと思いますので。
ちょっと意地悪ですが、
ここは心を鬼にして……。
次は換気(浴室暖房なども含む)です。
スイッチを押してきちんと作動するか、
「強・弱」などもきちんと
切り替わるかチェックします。
もし換気が本当に作動しているか
空気の音を聴いても判断できないときは
スイッチをONにした状態で
ティッシュペーパー1枚を換気口に
貼り付けます。
もしティッシュペーパーは
ひらひらっと落ちてきたら、
換気が機能していません。
次はドアをチェックします。
きちんと開くかはもちろんですが、
重要なのはむしろ閉まるか、です。
カチッと閉まらないと
お風呂に入っている間に
換気の吸い込みの力で
ふわっと開いてしまったりします。
もし閉まりが悪ければ
その場で施工会社さんに
調節し直してもらいます。
最後に、
忘れがちなのが排水です。
当たり前すぎてまさか排水に
問題があるとは思わないかも
しれませんが、
万が一水漏れなどあれば
大惨事です。
「後悔先に立たず」とは
水漏れのためにあるような言葉
ではないでしょうか。
悲劇としか言いようがない事態に
陥らないためにも、「水」問題は
確実にクリアしておきたいです。
湯船への給湯はもちろんですが
シャワーなどもすべて出してみます。
床が濡れるのでリフォーム会社さんは
嫌がるかもしれませんが
ここは空気を読もうとなどせず、
堂々とジャージャーと水を出して
きちんと排水されるか確認します。
何はともあれ、何度も書きますが
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