コンシェルジュはメインエントランスにいてほしい

コンシェルジュはメインエントランスにいてほしい

前に、コンシェルジュカウンターがマンションの「どこ」
にあるのかが大切だと書きました。

たいていのマンションは、1階のメインエントランス付近です。
ただし、2階に大きなロビーがある物件などでは、
1階の出入り口は警備員のみで
2階にコンシェルジュがいることもあります。

結論から言えば、コンシェルジュは1階の
メインエントランスにいてこそ本領を発揮します。
やはり人間ですから……
普段出入りするエントランスで
美しい人の笑顔に見送られるのはちょっと得した気分です。
ハイブランドのショップにいるようなバシッと決まった
スーツ姿のおじさまコンシェルジュの所作は、
いるだけでマンションのグレード感を増してくれます。

一方、日常的に行かない(通らない)2階のホールなどに
コンシェルジュカウンターがある場合、
自ずとコンシェルジュとの接触機会が減ってしまいます。

普段から居住者と頻繁に顔を合わせないからか、
コンシェルジュ自身も、
居住者に対して少し身構えてしまっているような気がします。

わたしにとってコンシェルジュは
付かず離れず、特段会話をするわけでもなく、
挨拶だけ交わす人、
でも味方でいてくれて、
困ったときにはさっと対応してくれる、
そういう人です。

スポーツジムで、何年も同じ曜日、
同じ時間にいるのに軽い挨拶くらいしかしていない、
名も知らぬ同志(トレーニング仲間)に似たような感覚です。

コンシェルジュとそんな関係性を築けるのは、
毎日顔を見られるメインエントランスに
いてくれるからこそ、だと思ってます。