●住居製図【必修】

住宅設計に関する基本的な約束ごとを理解したうえで、設計図を読み解くことができるように、基礎的な知識と技術を修得します。

 

テキストは、写真の『名作住宅で学ぶ建築製図』です。

参考書としては、 『建築デザインの製図法から簡単な設計まで(学芸出版社)、 『コンパクト建築設計資料集成〈住居〉(丸善出版) などです。

 

4時間×計6回の対面授業を行う、スクーリングです。 教室に大きな製図板が常備されています。 A2サイズのケント紙に、平面図、断面図、立面図を描きます。

 

まったく初めて製図を学ぶ人が多い授業ですので、まずは、製図板にケント紙をテープで張り付けるところからスタートです。

ケント紙を固定したら、製図板を使ってまっすぐな太い「線」の描き方の練習が始まります。

篠原一男氏の「白の家」、前川國男氏の「自邸」、吉村順三氏の「軽井沢の山荘」、吉阪隆正氏の「ヴィラ・クゥクゥ」などの図面を読み解いていきます。

平面図の流れとしては、最初に中心線をとります。そして、あたり線を描き、壁の下書き、開口部の下書き、壁面の仕上げ、建具類を描き、最後に各室名や寸法を記入します。

断面図は、基準線と壁や屋根の下描きをして、断面線を仕上げてから見えがかり部分(断面にはないものの、断面の奥に見える部分)の下描きをして、細部の描き込み、寸法と文字の記入をします。

立面図は断面図同様、基準線と壁や屋根の下描きをして、外形線を仕上げて、細部の描き込みをします。

1回4時間の授業ですが、かなり集中力が必要です。
気を抜くと線が歪んだり、一定の太さで描けないことなどが多々ありました。

4時間では課題を仕上げるのに時間が足りないので、自宅での描き込みも必要です。
自宅では数時間かけて描いては修正、描いては修正を繰り返し、なんとか3つ課題(平面図、断面図、立面図)を提出することができました。

人生初の製図はとてもとても楽しくて、写経のように無心で線を引き続ける時間は格別でした。
もっともっと製図の授業があればいいのに……と思うほど楽しく、充実した時間でした。

【必須】建築士試験受験者の必修科目です

(写真は人生初のつたない断面図)

 

 

 

 

 




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