建築計画論【必修】

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建築はあらゆる分野とのかかわりを持ちます。人間の行動や心理など、目に見えないものにも深く影響を及ぼしています。
先人が築いてきた人間と建築の関係について学び、個人的な経験や感覚を、他者と共感可能な言語に落とし込み、その意味を整理し考察することで、いまの建築の在り方を更新していく力を獲得することを目指します。

例えば、お気に入りの庭園があったとして、なぜそこを訪れると安らぎを感じるのか、という問いについてひたすら分析をしたりします。
カーブした道による視界の変化が影響しているのか、または他人の視線を感じないからか、逆に植物の色といった視覚、鳥のさえずりといった聴覚、土の香りといった嗅覚によるものかなど。さまざまな場所や建築をグルーピングし、図やダイヤグラムを描くことで客観的に把握することで、感情と空間構成のつながりを見ます。

具体的には以下のような内容について学習します。
・空間や機能、感覚、知覚、記憶、イメージ
・寸法、比例

・アクティビティ、動線
・アプローチ、シークエンス、街路、景観
・ ランドスケープ、環境
・図化、表現、計画と設計

 

この演習を終えてみると、難解であるとしか言いようがありません。場所としての建築、人と空間の関係性など、建築を分析するというのは苦行ではないのかと思うほど負荷が大きい作業です。
「ただ何となく……」をすべて言語化していくことは、簡単ではありません。心地いい場所がなぜ心地いいのか、またその逆もしかり。そこを突き詰めて考え続けて答えを見つけるのがプロフェッショナルなのでしょう。

 

テキストは、
写真の『建築空間計画』(彰国社)です。

参考書とし彰国社
『都市と建築のパブリックスペース』(鹿島出版会)
『パブリック空間の本』(彰国社)
『かくれた次元』(みすず書房)
『実存・空間・建築
』(鹿島出版会)
『建築計画読本』(大阪大学出版会)
『住宅の空間言論』(彰国社)などです。

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